尾瀬周辺・交通情報 2009


■群馬県側(鳩待峠,富士見峠,大清水)

 尾瀬の入山口として利用者が一番多いのが鳩待峠である。距離的にも都心から近い上,車が入れるところから1時間で尾瀬ヶ原に到着できるという気安さから,多くの人に利用されている。そのためシーズン中ともなると道路には車があふれ,バス等の運行に支障を来すようになってしまった。また,環境保全の面も考慮して津奈木から鳩待峠まで交通規制が実施されている。
 鳩待峠の平成21年度の交通規制実施日は昨年より2日減って115日(下図参照)。 規制開始日の19時〜規制終了日の正午までは津奈木ゲートが閉鎖され,マイクロバスやタクシーを除く一般車は通行止めとなる。また,規制のない日でも津奈木〜鳩待峠口間は,路上駐車禁止となっている。
 他の群馬県側の2つの入山口は,アプローチが長く以前に比べて利用者はかなり少なくなっているが,静かな落ちついたコースで尾瀬の喧騒に飽いた人,尾瀬をこよなく愛する人に根強い人気がある。

戸倉周辺 鳩待峠 '09/04/24 午前10時から通行できます。
 シーズン中は一般車の乗り入れを規制しているため,交通規制時には戸倉の駐車場(第1駐車場,または第2駐車場)に車を止め,マイクロバスやタクシーに乗り換える。鳩待峠から尾瀬ヶ原・山の鼻までは1時間。以前停めていたスノーパーク尾瀬戸倉駐車場は大型バス・マイクロバス専用の駐車場となります。
【時間・料金】
・鳩待峠駐車場(120台) 1日2,500円(2日目以降1日につき1,000円)
・戸倉駐車場(尾瀬第1・尾瀬第2駐車場【530台駐車可】) 1,000円(24時間ごと)
・戸倉〜鳩待峠(乗合バス,乗合タクシー) 所要時間25分,900円, 時刻表
 (関越交通 0278−23−1111)

富士見下
 このコースは春の新緑,秋の紅葉そして山上の湿原と見所も多いが,アプローチが長く敬遠されがちである。沼田からの直通バスが廃止されていたが,平成12年に戸倉(一部鎌田)から富士見下への路線が復活した。富士見下からアヤメ平までは2時間30分。
【時間・料金】
・富士見下駐車場(30台) 無料
・戸倉(バス停)〜富士見下 所要時間10分,390円,
運行日(未定) 時刻表関越交通

大清水 '09/04/18 午前10時から通行できます。
 古くから上州から会津へ抜ける会津街道の要衝として知られていた入山口だが,今は尾瀬の表玄関としての役割を鳩待峠に譲ってしまい,シーズン中でも通行する人影はさほど多くない。しかし,その落ち着いた峠路には,今なお往古からのロマンが優しく息づいている。
 大清水へはJR沼田駅か新幹線なら上毛高原駅から直通バスも出ている。大清水から尾瀬沼までは2時間30分。
【時間・料金】
・大清水駐車場(250台) 普通車500円(2日目以降無料)
・沼田駅(上毛高原駅)〜大清水 所要時間90分,2200円, 時刻表関越交通
・戸倉(バス停)〜大清水 所要時間15分,590円(関越交通)



■福島県側(沼山峠,燧裏林道)

 尾瀬沼への最短コースをとりたい場合このコースを選択する。入山の利便性から鳩待峠と人気を二分しているが,利用者の急増により七入から先はこちら側も交通規制が実施されるようになった。
 平成19年度から観光バスを含む全ての車両が御池から先には乗り入れできないようになった。御池駐車場がいっぱいになった時は下の七入り駐車場に車を止めることになる。その先はシャトルバスに乗り換えて入山することになる。

御池周辺 沼山峠
 七入・または御池から先は定期路線またはシャトルバスに乗り換えて沼山峠に向かうか,旧道を歩くことになる。七入から沼山峠に向かう登山道は,最近整備されたので利用してみてはいかがだろう。しっとりとした落ち着いた雰囲気にひたりきるひとときは他のコースでは味わえない貴重なものとなるはずである。沼山峠から尾瀬沼へは45分。
【時間・料金】
・七入駐車場(880台) マイカー常時無料
・御池駐車場(420台) 1回1,000円(何日でも)
・七入〜沼山峠 所要時間35分,600円 ,御池〜沼山峠 所要時間20分,400円  時刻表(田島・山口管内) (会津バス 0241−62−0134)

燧裏林道
 御池駐車場を突っ切って御池田代へと進む。尾瀬ヶ原・赤田代に向かうこのコースはブナ林の中を行くコースだが湿原も点在し,紅葉の季節は格別の趣がある。御池から尾瀬ヶ原へは3時間30分。
 また,新潟県の奥只見から御池に向かう途中の小沢平から渋沢温泉や三条の滝へは最短距離となる。渋沢温泉までは1時間で到着できる。
【時間・料金】
・小沢平駐車場(10台) 無料, 時刻表(田島・山口管内)(会津バス)




規制日程表